自動車保険とは?

自動車保険には大きく分けて二つの種類があります。一つは自賠責保険といい、公道を走る自動車について加入することが法律で義務付けられています。これを強制保険というのに対して、民間の自動車保険の会社と契約する自動車保険のことを任意保険と呼びます。これからこの任意の保険について自動車保険と呼び、その種類や内容、必要性についてお話ししていきます。

自動車保険の種類はとてもたくさんあります。他人を死なせたり怪我をさせたりしたときのための対人賠償保険、相手の車や建物を壊したときのための対物賠償保険、事故を起こした運転手や同乗者が死亡したり、怪我をしたときの搭乗者傷害保険、自分の車が事故や盗難にあったときのための車両保険、事故の相手が保険に入ってない場合に運転者や同乗者が怪我をしたり死亡したりしたときのための無保険車傷害保険などです。自動車保険の会社によっていろいろなプランが用意されています。

自動車保険の特徴は、生命保険などのように一定の決まった金額が支払われるのではないことです。事故が起きたときの損害の程度や賠償責任の程度によって支払われる金額が決められます。自動車保険の会社によって査定されたその金額を損害価額といいます。加入の際に決める保険金額は、支払われる金額の上限を決めるものです。

自動車保険の加入率は、わが国では現在、対人賠償保険と対物賠償保険で約7割から8割だと言われています。搭乗者傷害保険では約6割程度、車両保険では約3割強です。これはとても少ない数字であると言えましょう。加入率の推移を見ると多少右肩上がりに増えていますが、それでもまだまだ不十分と言えるでしょう。

自動車保険の加入がなぜ大切なのでしょうか。いわゆる強制保険と言われる自賠責保険は補償額も少なく、事故により自分や相手が亡くなってしまった場合や、後遺症が残ってしまった場合、十分な賠償ができません。自動車保険に入っていなかったために全財産を処分し、それでも足りなく借金をしなくてはならないというケースもあります。このように考えると、何割かの人が自動車保険に入っていないということは、とても安心できるものではありません。自分は自動車保険に加入していても、事故の相手が自動車保険に加入していなかったら、などと考えると、安心して運転することができませんね。